熱交換器の漏れの検査方法及び装置
专利摘要:
組み立て状態のプレート式熱交換器の2つの流路相互間の漏れの存在を検出する方法であって、一方又は両方の流路を低圧状態まで排気するステップと、試験ガスを流路のうちの一方に導入して流路相互間に差圧を生じさせるステップと、第2の流路中に試験ガスが存在するかどうかを検査するステップとを有する方法。 公开号:JP2011506931A 申请号:JP2010537103 申请日:2008-12-05 公开日:2011-03-03 发明作者:ヘマント クマル;ジョナサン;グレアム ショー 申请人:エイピーヴィー ノース アメリカ インコーポレイテッド; IPC主号:G01M3-04
专利说明:
[0001] 本発明は、一般に、流体用の熱交換器に関する。特に、本発明は、熱交換器、特にプレート式熱交換器(これには限定されない)の漏れ検査方法及び装置に関する。] 背景技術 [0002] 熱交換器は、典型的には、流体相互間の熱伝達を容易にするよう密な接触状態に配置され、それにより、2種類の流体が熱交換器を通って流れているときに温度の高い方の流体を冷却すると同時に温度の低い方の流体を加熱する2種類の流体のための別々の流路を有する。プレート式熱交換器では、流路は、一般に、プレート相互間に設けられていて、プレートを密封すると共に流路を分離するガスケットと順番をなして垂直方向に集積された一連の金属製のプレートによって提供される。この構成により、最適な熱伝達を達成するために長さの長い複雑な流路が得られる。] [0003] プレート式熱交換器は、食品加工に用いられている、この場合、流体のうちの一方は、他方の流体との熱交換によって加熱され又は冷却されるべき食品である。加工中の食品の品質を維持するためには、熱交換器内における流路相互間のクロスフロー(十字流)によって食品が汚染されるのを阻止することが重要である。この目的のため、クロスフローが生じる可能性をもたらす欠陥があるかどうかについてプレート式熱交換器を点検することが決まりきったやり方である。プレート式熱交換器の組み立て/分解は、時間がかかるので、漏れが検出された場合にのみ補修のための分解を必要とするように組み立て状態の熱交換器に対してかかる点検を実施できるようにすることが望ましい。] 発明が解決しようとする課題 [0004] この目的のため、先行技術において、組み立て状態の熱交換器を検査する種々の方法が提案された。しかしながら、これらの方法は、一般に、熱交換器プレートに生じる場合のある小さな欠陥、例えば疲労亀裂又は腐食ピンホールを検出するうえでは満足のゆくものではない。かかる欠陥により非常に僅かな量のクロスフローが生じうるに過ぎないが、結果として生じる食品の汚染は、これを捨てなければならず、しかも、熱交換器を分解して欠陥を発見してこれを補修しなければならないような結果をもたらす。これは、食品を無駄にすることになり、しかも補修を実施するのに時間がかかり、これらの全てにより費用が増大する。] [0005] 本発明は、上述の問題の検討からなされており、熱交換器の漏れ検査を行い、上述の問題を少なくとも軽減する方法及び装置を提供しようとするものである。 かくして、本発明の所望の目的は、熱交換器、特にプレート式熱交換器の漏れ検査を行い、熱交換器の熱交換部分に生じる従来よりも小さな欠陥を熱交換器の分解を行うことなく検出することができる方法及び装置を提供することにある。] 課題を解決するための手段 [0006] 一観点によれば、本発明は、一般に、熱交換器の2つの流路相互間の漏れの存在を検出する方法を提供する。本発明の一ステップでは、流路のうちの少なくとも一方を低圧状態まで排気するのが良い。この方法の別のステップでは、試験ガスを流路のうちの一方に導入して流路相互間に差圧を生じさせるのが良い。この方法の別のステップでは、第2の流路中に試験ガスが存在しているかどうかの検査を実施するのが良い。] [0007] 好ましい一実施形態では、この方法は、 第1及び第2の流路を含む検査区分を密封するステップと、 第1及び第2の流路を排気するステップと、 試験ガスを第1の流路に導入して第1の流路と第2の流路との間に差圧が生じるようにするステップと、 第2の流路中に試験ガスが存在するかどうかを検査し、それにより、検査区分の第1の流路と第2の流路との間の漏れの存在を判定することができるようにするステップとを有する。] [0008] 好ましくは、第1の流路及び第2の流路は、第1への流路への試験ガスの導入に先立って、実質的に同一の圧力まで排気される。代表的には、排気後の圧力は大気圧未満であり、好ましくは0.5バール(50kPa)未満であり、より好ましくは約0.1バール(10kPa)以下である。] [0009] 好ましくは、第2の流路は、検査区分の一端部のところで又はその近くで排気され、試験ガスは、第1の流路内で検査区分の他端部のところ又はその近くで導入される。代表的には、試験ガスは、大気圧よりも高い圧力、好ましくは少なくとも2バール(200kPa)、より好ましくは約4バール(400kPa)の圧力が達成されるまで第1の区分に導入される。] [0010] 好ましくは、試験ガスを第1の流路に導入した後、第2の流路中の試験ガスの存在は、第2の流路から排出される流体を検査することによって検出される。例えば、第1の流路への試験ガスの導入後に第2の流路から排出された流体を試験ガスが存在しているかどうかを検査するための検出器を備えた容器内に集めるのが良い。] [0011] 幾つかの実施形態では、検査のために第2の流路から排出される流体は、第1の流路への試験ガスの導入後に第2の流路に導入されたトレーサーガスを含む。好ましくは、トレーサーガスは、第2の流路の実質的に全体を通って流れ、それにより、第1の流路から第2の流路にどこかの箇所で漏れた試験ガスは、ピックアップされてトレーサーガスと共に第2の流路から排出される。] [0012] トレーサーガスを1種類又は2種類以上の別々の量で第2の流路に導入するのが良い。変形例として、トレーサーガスの制御された流れを提供し、第2の流路から排出されるトレーサーガス中の試験ガスの検出結果を利用して第1の流路と第2の流路との間の漏れの存在位置を突き止めても良い。] [0013] 好ましくは、試験ガスは、爆発の恐れを減少させるために不活性ガス、例えば窒素と混合可能な水素である。必要に応じてトレーサーガスは、空気であっても良い。] [0014] この方法は、試験手順の開始に先立って、検査区分のクリーニング、排出及び乾燥のうちの1つ又は2つ以上のステップを踏むのが良い。この方法は、組み立て状態のプレート式熱交換器中の漏れの検出に特に利用できる。完全を期すために、発見されるべき漏れは、好ましくは、プレート式熱交換器の熱交換器部分に存在する漏れであることが付け加えられるべきである。容易に理解されるように、2つの流路は、好ましくは、熱交換域でのみ、並置した状態でオーバーラップする。] [0015] 別の観点から見て、本発明は、一般に、熱交換器の2つの流路相互間の漏れの存在を検出する装置を提供する。この装置は、流路のうちの少なくとも一方を低圧状態まで排気する手段を備えるのが良い。この装置は、試験ガスを流路のうちの一方に導入して流路相互間に差圧を生じさせる手段を備えるのが良い。この装置は、第2の流路中に試験ガスが存在するかどうかを検査する手段を備えるのが良い。] [0016] 好ましい実施形態では、この装置は、 第1及び第2の流路を含む密封検査区分を配置する手段と、 試験ガスを第1の流路に導入して第1の流路が第2の流路よりも高い圧力状態になり、それにより第1の流路と第2の流路との間に差圧が生じるようにする手段と、 第2の流路中に試験ガスが存在するかどうかを検査する手段とを有する。] [0017] 好ましくは、排気手段は、第1及び第2の流路に連結された真空ポンプを含み、第1及び第2の流路の各々を排気手段から選択的に隔離する弁手段が設けられる。] [0018] 好ましくは、ガス導入手段は、第1の流路に連結されたガスシリンダを含み、ガス導入手段を第1の流路から隔離する弁手段が設けられる。] [0019] 好ましくは、検査手段は、第2の流路から排出された流体中の試験ガスの存在を検出する検出器を含む。] [0020] 幾つかの実施形態では、トレーサーガスを第2の流路に導入する手段が設けられ、トレーサーガス導入手段を第2の流路から隔離する弁手段が設けられている。] [0021] 好ましくは、トレーサーガス導入手段は、トレーサーガスの制御された流れを提供し、検査区分内における漏れのおおよその存在場所を突き止めるためにトレーサーガス中の試験ガスの量を経時的にモニタする。] [0022] 次に、添付の図面を参照して本発明を詳細に説明するが、これは例示に過ぎない。] 図面の簡単な説明 [0023] 図1は、本発明の方法及び数値を具体化したプレート式熱交換器の漏れ検査を行うシステムの概略配置図である。] 図1 実施例 [0024] 以下の説明において、プレート式熱交換器の構造の細部は図示されておらず、また説明されていない。というのは、かかる熱交換器は、当業者にとっては熟知されており、本発明の本質的な部分をなさないからであり、本発明の本質的な部分は、以下の説明から明らかなように、プレート式熱交換器のあらゆる形式及び構造並びに2種類の流体のための別々の流路が流体相互間の熱伝達を容易にするよう密の接触状態に配置されている他形式の熱交換器に利用できる。] [0025] 図面を参照すると、プレート式熱交換器にも2つの流路が、ドナー(donor)側4及び受け入れ側6として示されており、これら流路は、熱交換器の熱伝達区分8内で密な接触状態にある。以下の説明において、「ドナー側」及び「受け入れ側」という用語は、説明の便宜上、2つの流路を区別するために用いられているに過ぎず、熱交換器2の固有の説明ではなく、従って、本発明の範囲を限定するものではない。] [0026] プレート式熱交換器を漏れ検査するシステムは、試験ガス、例えば水素(代表的には5%水素及び95%窒素又は他の不活性ガス、ただし、他の比率を採用することができる(これには限定されない))の源10、真空ポンプ12及び少なくとも幾つかの改造例に関し、トレーサーガス(代表的には空気であるが、これには限定されない)を収容した弾性容器14を有する。水素源10は、弁18,22を備えたライン16によりドナー側4に連結されており、これら弁を相互間には出口圧力計24を備えたガス圧力調整器20が設けられている。真空ポンプ12は、弁28を備えたライン34によって受け入れ側6に連結されている。ドナー側4は、弁30,32を備えたライン26を用いて受け入れ側6に連携されている。弁30,32相互間には、着脱コネクタ又は急速継手40が設けられている。ライン26は、弁28と真空ポンプ12との間の箇所でライン34につながっている。] [0027] 検査手順に先立って、一般的に、検査区分を通常、機器をクリーニングするために最終使用者によって採用されている既存の定置洗浄(CIP)手順を用いて徹底的に定置洗浄(CIP)する。次に、検査区分を綺麗な水でフラッシングして微量の洗浄化学薬品を除去する。しかしながら、かかるクリーニングは本発明にとって必要不可欠ではないので省略可能である。次に、検査区分の自由ドレンが可能ではない場合、ガス、例えば圧縮空気又は窒素のブラストを用いた強制ドレン(ブラストアウト(blast out))を採用する。弁41,42から排出される弁35,37への空気ラインの結合が行われるのが良い。この排出を互いに異なる圧力又はガス放出流量を用いて、両側が、持続している水位により熱伝達領域が覆われないようにするのに十分排出されるまで、両側について数回繰り返すのが良い。検査区分は、今や、いつでも検査手順ができる状態にある。改造例では、高温ガス又は熱風を検査区分の一方の又は両方の側4,6中に循環させ、次に検査手順を開始させても良い。高温ガスは、最初のクリーニング及び/又は排出段階の実施後にドナー側4と受け入れ側6を分離するプレート中に生じている欠陥中の毛管作用により保持された液体を乾燥させるのを助ける場合がある。] [0028] 検査手順の第1ステップは、弁35,37,41,42を閉鎖することにより検索区分を密封することである。次に、真空ポンプ12を始動させ、弁28,30,32を開いてポンプ12をドナー側4及び受け入れ側6に連結する。真空ポンプ12を作動させてドナー側4及び受け入れ側6を受け入れ側及びドナー側にそれぞれ連結された真空計38,39によって指示される低い圧力、代表的には約0.1バール(10kPa)以下の状態まで排気する。弁28,30,32を閉鎖し、真空ポンプ12を停止させる。低圧状態への排気は、ドナー側4と受け入れ側6を分離するプレート中に生じている欠陥中の毛管作用により保持されている場合のある液体を蒸発させて除去し、それによりかかる欠陥を検出する検査手順の感度を向上させる。] [0029] 所与の期間後、例えば10分後、真空ポンプ38,39の読みを点検してシステムが密封されていることを確認する。圧力が増大した場合、システムシールを点検し、低圧が維持されるまで上述のステップを繰り返す。検査手順の次のステップは、弁30,32相互間に設けられている急速継手40によってドナー側4と受け入れ側6を確実に切り離すことである。切り離しの実施により、ドナー側と受け入れ側は、確実な隔離のための弁30,32の完全性に依存するだけでなく、互いに確実に隔離される。次に、弁43を閉鎖して、真空計39を隔離する。弁18を開放して水素源を調整器20に連結し、調整器出口のところで測定される圧力を増大させ、ついには、これが約4バール(400kPa)以上の読みを示すようになり、次に、弁22を開放してドナー側4に給気する。給気が完了した後、弁22,18を閉鎖する。] [0030] ドナー側4は試験ガスによる加圧前に低圧まで排気されているので、試験ガスは、排気前にドナー側中に存在する空気によって希釈されることなくドナー側4の全体にわたり容易に流れることができる。ドナー側4は、今や、受け入れ側6よりも著しく高い圧力状態にあり、試験ガスは、ドナー側4と受け入れ側6を分離するプレートの熱伝達領域に存在する欠陥を通ってのみドナー側4から受け入れ側6に容易に流れることができる。所与の期間後、例えば15分後、空になった弾性容器44、例えばプラスチック袋を弁46及び着脱コネクタ48を介して真空ポンプ出口に連結する。真空ポンプ12を始動させ、弁28を開放して受け入れ側から弾性容器44内へのガスの収集を開始させる。充填時、容器44を着脱コネクタ48を用いて取り外すのが良く、そしてガスを適当な検出器(図示せず)により検査する。収集されたガス中に水素が存在していると、これによりドナー側4と受け入れ側6を分離しているプレートに欠陥があることが分かる。上述の手順の改造例として、別の弾性容器14にトレーサーガス(代表的には空気)を充填し、この弾性容器を弁36に連結し、その後容器44内へのガス収集を開始させる。容器44内へのガス収集中、弁36を開放し、トレーサーガスを受け入れ側6に流す。トレーサーガスは、受け入れ区分全体に渡って広がり、このトレーサーガスは、ドナー側4から受け入れ側6に流れた水素を含むようになる。排出されたガス(トレーサーガスに漏れた水素を加えたガス)を再び容器44内に集め、そして検査してドナー側4と受け入れ側6との間に漏れが存在しているかどうかを判定する。] [0031] 受け入れ側6への容器14内における既知の量のトレーサーガスの導入は、検査区分がドナー側4から受け入れ側6に漏れた非常に僅かな量の水素の回収及び検出を困難且つ問題にする長くて曲がりくねった流路を有する場合がある大型の複雑な熱交換器中の僅かな欠陥の検出を助ける。かくして、トレーサーガスは、圧力が依然として、ドナー側4内の試験ガスの圧力よりも実質的に低くても、受け入れ側6内の圧力を僅かに上昇させ、従って、受け入れ側6が低圧状態にあるので、トレーサーガスは、迅速に受け入れ側6全体に渡って広がることができ、その結果、受け入れ側6内に存在する水素をトレーサーガスと一緒により完全に除去し、受け入れ側6が排気されているときにこれを検出することができるようになる。これは、受け入れ区分6を一端部のところで排気し、トレーサーガスを他端部のところで導入してトレーサーガスが検査中、区分全体に渡って流れるようにするよう構成することにより一段と促進できる。] [0032] 別の改造例では、トレーサーガスを2回以上導入し、即ち、多数回のショットを行い、受け入れ側6をトレーサーガスの各導入後に排気し、検査区分のどこかでドナー側4と受け入れ側6を分離するプレートに生じた欠陥に起因してドナー側4から受け入れ側6に漏れた水素を発見することができるようにする。] [0033] 別の改造例では、トレーサーガスを定常流として検査区分の一端部のところ又はその近くで受け入れ側6に導入し、その間、検査区分の他端部のところ又はその近くのところで受け入れ側6を排気する。このようにすると、検査区分の検出端部のところでトレーサーガス中の水素濃度と時間の関係を考察することによりプレートに生じた欠陥の位置を近似的に相関させることができる。] [0034] 検査区分の両側、即ち、ドナー側4及び受け入れ側6をドナー側4への試験ガスの導入に先だって排気し、必要に応じてトレーサーガスを受け入れ側6に導入する上述の方法は、ドナー側4から受け入れ側6に漏れ込んだ試験ガスの検出を向上させる。その結果、この方法は、ほんの僅かな量の試験ガスが受け入れ区分に漏れ込むような欠陥でもこれを検出することができ、それにより、少量の漏れ試験ガスの収集及び検出が容易であるとはいえないような長く且つ複雑でしかも曲がりくねった流路を備えた熱交換器にとって特に適したものになる。しかしながら、流路が短く、複雑さ及び曲がりくねりの度合いが低い流路を有するより単純な構成のものである熱交換器の場合では、検査区分の熱伝達領域の欠陥を通って受け入れ区分に漏れ込んだ試験ガスを収集して検出するために試験区分の両側を排気する必要がない場合がある。かくして、本発明は、検査区分の一方の側のみ、例えば受け入れ側を排気し、その後、試験ガスを高い圧力状態で導入してドナー側と受け入れ側との間に差圧を生じさせ、試験ガスが検査区分の熱伝達領域に生じている欠陥を通して受け入れ側に流れ込むようにする方法を含む。] [0035] プレート式熱交換器は、1つ又は2つ以上の区分を有することができ、2つ以上の区分が設けられる場合、各区分を、漏れがあるかどうかについて別々に順次検査することができ、或いは、2つ又は3つ以上若しくは全ての区分を連結して漏れがあるかどうかについて同時に検査することができる。どのオプションが用いられるかは、各区分中の流路の配置及び複雑さで決まる場合がある。] [0036] 理解されるように、本発明は、組み立てられた状態で漏れがあるかどうかについてプレート式熱交換器を検査する方法及び装置であって、小さな欠陥点、例えばヘアラインクラック(毛髪状亀裂)又はピンホールであってもこれらを検出することができる方法及び装置を提供する。検査は、その最も広い用途において、漏れのあることが判明した熱交換器だけを補修のために分解する必要があり、それにより不必要な分解を減少させ又は回避するよう漏れの存否の指標を提供する。好ましい一実施形態では、熱交換器内の漏れの存在位置を大まかに突き止めることができ、その結果、欠陥のあるプレートの存在場所を熱交換器の分解時に容易に突き止めることができるようになる。] [0037] 本発明は、2種類の熱交換流体のための流路が熱伝達に関して高い熱伝導率を備えた代表的には金属又は他の材料のプレートのパッケージによって提供される形式のプレート式熱交換器の漏れ試験に特に利用でき、これらプレートは、プレート相互間に設けられていてプレートを密封すると共に流路が互いに嵌合状態ではなく並置すると共に表面の熱交換域で並置した状態で少なくとも部分的にオーバーラップするよう流路を互いに分離するガスケットと順番をなして配置されている。本発明をプレート式熱交換器の漏れの検出に特に利用されるものとして説明したが、理解されるように、本発明は、流路を通って流れる流体相互間の熱交換を可能にするよう密な接触関係をなして配置された流路を備える他形式及び他構造の熱交換器まで広く利用できる。] [0038] また、本発明を発明者に現在知られている最適な方法及び装置を示す実施形態に関して説明したが、本明細書に記載された原理又は技術的思想から逸脱することなく、方法及び装置の変形例及び改造例を想像できることは理解されよう。例えば、試験ガス及び設けられる場合にはトレーサーガスは、受け入れ区分中における試験ガスの存在を容易に検出できる任意適当なガス又はガスの混合物から成っていても良い。ドナー側及び受け入れ側を、約0.1バール(10kPa)以下又は任意適当な低い圧力まで排気しても良く、ドナー側に約4バール(400kPa)又は任意他の適用な高い圧力で試験ガスを給気しても良い。本明細書で用いられる「低圧」「高圧」は、試験ガスがドナー側と受け入れ側を互いに分離するプレートに生じている欠陥を通ってドナー側から受け入れ側に流れるのに十分な差圧の存在を意味するものとして用いられており、実際の圧力は、本発明の作用を変更することなく、本明細書に与えられた圧力とはばらつきがあって良い。]
权利要求:
請求項1 閉鎖熱交換関係をなして配置された熱交換器の別々の第1の流路と第2の流路との間の漏れを検出する方法であって、前記方法は、前記第1及び前記第2の流路を含む検査区分を密封するステップと、前記第1及び第2の流路を排気するステップと、試験ガスを前記第1の流路に導入して前記第1の流路と前記第2の流路との間に差圧が生じるようにするステップと、前記第2の流路中に前記試験ガスが存在するかどうかを検査し、それにより、前記検査区分の前記第1の流路と前記第2の流路との間の漏れの存在を判定することができるようにするステップとを有する、方法。 請求項2 前記第1の流路及び前記第2の流路は、前記第1への流路への前記試験ガスの導入に先立って、実質的に同一の圧力まで排気される、請求項1記載の方法。 請求項3 前記第1の流路及び前記第2の流路は、約0.1バール(10kPa)以下の圧力まで排気される、請求項2記載の方法。 請求項4 前記第2の流路は、前記検査区分の一端部のところで又はその近くで排気され、前記試験ガスは、前記第1の流路内に前記検査区分の他端部のところ又はその近くで導入される、請求項1記載の方法。 請求項5 前記試験ガスは、約4バール(400kPa)の圧力が達成されるまで前記第1の区分に導入される、請求項4記載の方法。 請求項6 前記試験ガスを前記第1の流路に導入した後、前記第2の流路中の試験ガスの存在は、前記第2の流路から排出される流体を検査することによって検出される、請求項1記載の方法。 請求項7 前記第2の流路中に試験ガスが存在するかどうかを検査する前に、トレーサーガスを前記検査区分の前記他端部のところ又はその近くで前記第2の流路に導入し、前記検査区分の前記一端部のところ又はその近くで流路から排出する、請求項4記載の方法。 請求項8 前記トレーサーガスは、前記第2の流路に導入され、前記第2の流路中における前記試験ガスの存在は、前記第2の流路から排出されるトレーサーガスを集めて検査することによって検出される、請求項7記載の方法。 請求項9 前記トレーサーガスを前記第2の流路に導入する前記ステップは、繰り返し実施される、請求項8記載の方法。 請求項10 前記トレーサーガスの制御された流れを前記第2の流路に導入し、前記第2の流路の前記一端部から排出されるトレーサーガス中の試験ガスの検出結果を利用して前記第1の流路と前記第2の流路との間の漏れの存在位置を突き止める、請求項7記載の方法。 請求項11 前記試験ガスは、水素である、請求項1記載の方法。 請求項12 前記試験ガスは、水素と不活性ガスの混合物を含む、請求項11記載の方法。 請求項13 前記検査区分の密封に先立って、前記検査区分のクリーニング、排出、及び乾燥のうちの1つ又は2つ以上のステップを更に含む、請求項1記載の方法。 請求項14 前記熱交換器は、プレート式熱交換器である、請求項1記載の方法。 請求項15 閉鎖熱交換関係をなして配置された熱交換器の別々の第1の流路と第2の流路との間の漏れを検出する装置であって、前記装置は、前記第1及び前記第2の流路を含む密封検査区分を排気する手段と、試験ガスを前記第1の流路に導入して前記第1の流路が前記第2の流路よりも高い圧力状態になり、それにより前記第1の流路と前記第2の流路との間に差圧が生じるようにする手段と、前記第2の流路中に前記試験ガスが存在するかどうかを検査する手段とを有する、装置。 請求項16 前記排気手段は、前記第1及び前記第2の流路に連結された真空ポンプを含み、前記第1及び前記第2の流路の各々を前記排気手段から選択的に隔離する弁手段が設けられている、請求項15記載の装置。 請求項17 前記ガス導入手段は、前記第1の流路に連結されたガスシリンダを含み、前記ガス導入手段を前記第1の流路から隔離する弁手段が設けられている、請求項15記載の装置。 請求項18 前記検査手段は、前記第2の検査区分から排出された流体中の前記試験ガスの存在を検出する検出器を含む、請求項15記載の装置。 請求項19 トレーサーガスを前記第2の流路に導入する手段を有し、前記トレーサーガス導入手段を前記第2の流路から隔離する弁手段が設けられている、請求項15記載の装置。 請求項20 トレーサーガスの制御された流れを提供し、前記検査区分内における漏れのおおよその存在場所を突き止めるために前記トレーサーガス中の前記試験ガスの量をモニタする手段を有する、請求項19記載の装置。 請求項21 閉鎖熱交換関係をなして並んで配置された熱交換器の第1の流路と第2の流路との間の漏れを検出する方法であって、前記方法は、前記第1及び前記第2の流路を含む検査区分を密封するステップと、前記第1及び第2の流路のうちの少なくとも一方を排気するステップと、試験ガスを前記第1の流路に導入して前記第1の流路と前記第2の流路との間に差圧が生じるようにするステップと、前記第2の流路中に前記試験ガスが存在するかどうかを検査し、それにより、前記検査区分の前記第1の流路と前記第2の流路との間の漏れの存在を判定することができるようにするステップとを有する、方法。 請求項22 前記第2の流路を排気する、請求項21記載の方法。 請求項23 前記第1及び前記第2の流路を排気する、請求項21記載の方法。 請求項24 前記熱交換器は、プレートのパッケージを含むプレート式熱交換器であり、前記プレートパッケージは、前記パッケージを密封すると共に前記流路を分離する、前記プレート相互間のガスケットと順番をなして配置されている、請求項21記載の方法。 請求項25 閉鎖熱交換関係をなして並んで配置された熱交換器の別々の第1の流路と第2の流路との間の漏れを検出する装置であって、前記装置は、前記第1及び前記第2の流路を含む検査区分を密封する手段と、前記第1の流路及び前記第2の流路のうちの少なくとも一方を排気する手段と、試験ガスを前記第1の流路に導入して前記第1の流路が前記第2の流路よりも高い圧力状態になり、それにより前記第1の流路と前記第2の流路との間に差圧が生じるようにする手段と、前記第2の流路中に前記試験ガスが存在するかどうかを検査する手段とを有する、装置。
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